今日は、朝から訪問入浴業者さんが自宅の内覧にきた。
まだベッドが搬入されていないのだが、大まかなベッドの位置を教えて、
どの辺にバスタブを置くのか、排水経路の確認、車の駐車スペースの確認、水栓の確認をした。
あと契約も。
これで退院後、無事お風呂に入れる。
この業者さんは「三人一組で訪問し、必ず一人は男性が入る」らしい。
女性スタッフだけの入浴業者もあるとのこと。
しかし人材不足な業界でもあり、力仕事でもあるため、この業者さんは「女性スタッフだけのチームを作れない」と言っていた。
入浴の流れとしては・・・
「リビングにバスタブを設置」
「入浴前に身体をタオルで覆い、肌が露出しないように服を脱がせる」
「身体をタオルで覆ったままバスタブへ移動。」
「身体をタオルで覆ったまま、バスタブにつかりながら体を洗う」らしい。
男性スタッフは「バスタブの設置と片付け」
「タオルで覆った後、バスタブまでの移動」
「入浴中は膝から下を洗うのを手伝うだけ」とのことだった。
「それ以外は男性スタッフは基本的に部屋の外で待機しているため、できるだけ女性患者でも気にならないように配慮をしている」とのこと。
妻にも一連の流れを教えてあげた。
「まあ、しかたないよなー。他に選択肢ないしなー。」という感じだったので、まあ良しとしよう。
午後は、介護用品の搬入。
介護リフトを設置して、ベッドとエアマット、車椅子、スロープなどなどを搬入・・・
片づけて広々としていたリビングがあっという間に狭くなっちゃったな。
妻のお義母さんも今日から家に来ている。
市役所の相談員さんと「介護ヘルパーさんに来てもらう話」もしていたのだが・・・
妻によるとお義母さんが「訪問看護師さんからケアのやり方を教えてもらってやる」と言っているとのこと。
なので相談員さんに介護ヘルパーさんの話はお断りした。
妻とも相談したが「お義母さんがそう言って来ているのに介護ヘルパーを頼むわけにもいかないだろう」とのこと。
でもお義母さんがケアを覚えてくれるというのであれば、私も仕事は継続できそうだ。
とても助かるな。
また、お義母さんも介護で忙しくなるので「家事もできるだけ分担しましょう」と提案した。
私は仕事があるので妻のお昼を毎日用意するのは難しい。
なのでお義母さんには「ご飯を作ってください。できれば夜ごはんも。」とお願いしした。
残された時間も少ないので「食べたいものを優先して、栄養もしっかりとれるものを・・・」と。
そして「私や息子の世話は自分でやるので娘さんのケアに専念してください。」
「お義母さんも忙しくなるし、何度も洗濯機を回すのはもったいないので洗濯物は私がやりますよ」ということで話は終わった。
今日は、9時からケア指導。
今朝も息子を早起きさせて、早めに準備。
8時頃幼稚園に預けてから病院へ向かった。
妻から「ホットコーヒー飲みたい」と言われたので、妻のホットコーヒーと自分の昼食を買っていった。
とりあえずサービスステーションで挨拶すると、妻の病室へ案内される。
そのまま特に何もすることなくお昼まで、妻と二人でテレビ鑑賞と雑談・・・
午前中は特に指導はなく、終了(笑)
お昼を食べて、しばらくすると「ぶりぶり」と音が聞こえた。
妻と私は、二人そろって「はっ!」と声をあげて、急いてナースコール。
少しすると臭いが「ぷーん」と・・・
看護師さんが到着して、便が出ていることを確認し「準備してきます」と出ていく。
まだまだ出続けているようで、次第にズボンに茶色のシミが広がり始めた。
完全に下痢だ。
本来ならオムツ交換を一緒にやるのだと思うが、この状況では指導なんて無理だよね。
看護師さんが、二人がかりで片づけてくれた。
そして、便が落ち着くまで待って、便を処理するついでに、陰部洗浄と褥瘡のケア。
私が直接やることはできないので、しっかりと目に焼き付けた。
陰部洗浄と褥瘡のケアが終わって、オムツを交換している間に、また便が出始めた。
もう一度最初からやり直しだ・・・
結局、布団とシーツまで広がってしまったため、あと二人看護師さんがヘルプに来てくれて、全部終わるのに1時間以上かかった。
指導とまではいかなかったが、看護師さんは、都度ポイントを説明しながら処理してくれたので、やるべきことは把握できた。
だけど、これだけ人が手伝ってくれて1時間以上かかったけど・・・
私一人でできるのかな・・・
終わった後、妻と二人で「はぁー」とため息。
お互い不安になってしまったが、一番厳しい状況を経験できたのは良かったのかも。
看護師さんも「これ以上はないと思います」と言っていたので、結果オーライか。
午後三時くらいには、リハビリテーション室へ移動し介護リフトの練習。
リハビリの人たちが見守る中、夫婦の共同作業だ(笑)。
見られているとかなり恥ずかしいな・・・
恥ずかしいながらも、練習通り車椅子からベッドへの移動、ベッドから車椅子への移動ができた。
完璧です。
その後は夕方まで、テレビを見ながら過ごして、帰宅。
なんかほぼ普通の面会だったな(笑)
後は、ぶっつけ本番で、自宅でケアだ。
妻がベッドの柵を掴んで、横向きを補助してくれるので、横さえ向いてしまえばケアは何とかなりそうだ。
お疲れさま、自分!
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