妻の退院まで、あと一日。
今日は、朝一で医療ソーシャルワーカーさんから電話があった。
「前の病棟の看護師さんたちが見送りたい」とのこと。
なので「産婦人科を出たら、少しで良いので寄ってもらえないか」と。
こちらもお礼を言いたかったので「ぜひ寄らせてください」とお願いした。
また「明日は福祉タクシーを手配したので、出口で待機してくれる予定です」とのこと。
そして「訪問看護師さんは13:00にご自宅に伺い」
「退院後の通院は6月12日になりました。」とのことだった。
とりあえず退院時の移動の心配はなくなった。
市役所の相談員さんに連絡。
「退院時の移動は問題なく、通院の移動手段だけ手配をお願いします」と伝えた。
午後には、ネッツトヨタに福祉車両のデモカーが来た。
レンタルしたリクライニング車椅子が乗るか確認。
何とか乗せることができた。
ただし、助手席は一番前に出す必要があるので、乗れない。
三列目も左側のシートは出せない。
妻を乗せる時は、運転席・妻・妻の隣・三列目の右側に一人の計4人しか乗れないな。
まあ、十分か。
妻の方は、もうワクワクが止まらない様子。
「明日のご飯を何にしようか」でずっと悩んでいる(笑)。
幸せな悩みだね。
夜は、お義母さんから何やら「話がある」と。
「7月に2週間から3週間お休みをもらいたい」と。
「ん?お休み?」と一瞬ハテナになったが・・・
これで私は仕事ができないことが確定した。
休みってどういうことなんだろう・・・甘えるわけにはいかないということか。
とりあえず6月に入る前に言ってくれてありがたい。
明日朝一で取引先に電話して、7月以降の契約を白紙にしてもらうことにした。
ここからは体力勝負。
家だけで完結する仕事があればやるけど、スズメの涙だろうから。
妻の病状と、貯金との勝負になりそうだ。
最悪、底をついたら妻を実家に連れて行ってもらおう。
ところで、お義母さんは妻を実家に連れ帰ろうとしていたけど・・・(以下、参考記事)
その時は、お休みって、どうするつもりだったんだろうか。
今日は、とうとう妻の退院日。
10時頃、病院へ向かった。
一旦、私一人で病室へ行き、荷物の片付け。
入院の時に持ってきたキャリーケースはあるけど
入院中で荷物が増えたから、大きいランドリーバッグみたいなのを二つ持ってきた。
だけど、ギリギリ入らない・・・
入らない分はスーパーの袋に入れた。
リハビリの人たちが来て、妻を車椅子に乗せてくれて、見送ってくれた。
産婦人科の看護師さんなどにも挨拶して、前の病棟(呼吸器内科)へ。
全員ではなかったが、妻を担当してくれていた看護師さんがお見送りしてくれた。
息子が先生と看護師さんに「お手紙を書きたい」と言っていたので、前日に書いたお手紙をプレゼント。
看護師さんはとても喜んでくれた。
妻は福祉タクシーで帰宅。
帰ってからは、介護リフトを使ってベッドへの移動。
なんとか無事に成功した。
今日は無理だけど、明日はお散歩に行ってみよう。
午後は訪問看護師さんが来てくれた。
初日なので契約と様子見といったところ。
退院前に病院で清拭と着替えはしてもらっているので、褥瘡(じょくそう…床ずれのこと)の確認をしてくれた。
褥瘡の確認をしていると、何やら便が出始めて・・・
最初は固形の便だったが、次から次へと水の便が出始めて大爆発。
ケア指導の時と同じような状況だ。
訪看さんが来てくれているときで助かった。
私一人だったらパニックだ。
訪看さんは器用に、介護用品を上手に使いながら処理をしていく。
病院の看護師さんよりも手際がいいし、全然まわりを汚してなかった。
すごいなー。
ケア指導受けるより、訪看さん見ているだけで十分な気もしてきた。
とにかく無事退院できてよかった。
今後は薬がいつまで効果があるのかにかかっている。
そして、これからは妻に残された大事な大事な人生の始まり。
できることは少ないかもしれない。
だけどできる範囲で、少しでも多くの思い出を作ってあげたいと思う。
大変だと思うけど、頑張ろう。
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