#051 退院へのカウントダウン

入院中
5月11日(火)

朝は、妻から「昨日の夜勤の担当看護師さんは、今までで一番対応が細かくて丁寧だった」と連絡あり。

良かった良かった。

妻の報告を聞いている感じだと、放置プレイの人はやはり一部の人だけみたいだ。

でも、一部の人はなぜ放置なのか気にはなるが。

 

昼間は、医療ソーシャルワーカーさんから電話。

「介護用品レンタルの業者さんと、リハビリの人たちが、木曜日にご自宅に伺うそうです」とのこと。

「介護用品の搬入経路と、車椅子の導線などを確認する」らしい。

また「整形外科の先生が、障がい者手帳用の診断書作成を引き受けてくれた」ということ。

さらに「来週の月曜日に退院に向けた最終的な打合せをしましょう」ということになった。

退院へのカウントダウンが始まった感じです。

退院が現実になってきて、ちょっとドキドキしています。

 

でも、心配事が一つ。

退院後の栄養管理が今一番気になっているところ。

仕事さえなければ、私が全部やるんだけど・・・。

お義母さんが来てくれるのであれば、私が仕事をしている関係で食事の準備などはお義母さんにお願いすることになるだろう。

栄養管理までやってくれるのかどうか。

場合によってはミールキットの方が楽かもしれないなー。

私も楽に作れるし。

 

一方、妻の方は・・・

昨日、持続皮下注をやめる予定だったが、聞き間違いだったのか結局今日だったようで。

「お腹に刺さっていた持続皮下注の針を外して、今日ようやく飲み薬の痛み止めだけになった」らしい。

「今のところ問題はなし」とのこと。

そして「今日は介護リフトの練習もしている」そうだ。

介護リフトに乗って、ベッドから車椅子への移乗、車椅子からベッドへ戻る練習。

今までは4人がかりで移乗していたが、介護リフトなら一人でもできるらしい。

リフト使用中は、少し苦しくなるらしいが。

また、今までのリクライニング車椅子は、誰かに押してもらうタイプだったが「今日からは自走式のリクライニング車椅子も試している」そうだ。

自分で少し漕いでいるらしい。

「疲れるけど、頑張る」と言っていた。

「部屋の中で動けるようになれば、キッチンに行って、ご飯づくりなんかも手伝えるかもしれないし、できることがあれば、自分でやってみたい」と。

ほんと前向きだなー。

えらいな、妻よ。

 

5月13日(木)

今日も、妻の体調は少しずつ良くなってきている感じだ。

「もう少しご飯も食べられそうなので、病院のご飯を食べる時はご飯の量を100gから200gに増やしてもらった」とのこと。

朝の回診では、先生から1か月前のレントゲンと直近のレントゲンを見せてもらったらしい。

「肺の腫瘍がさらに小さくなっている」ことを説明されたようだ。

これが一番うれしい報告ですね。

 

また、今日は介護用品レンタルの業者さんとリハビリの人たちが家に来てくれる日。

妻も気になるだろうから、自宅から病院の妻とビデオ通話をつないで到着を待った。

業者さんは、自走式のリクライニング車椅子と、自走できないリクライニング車椅子を持ってきてくれた。

玄関にスロープを設置し、実際に出入りに問題ないか、車椅子に乗った状態でリハビリの人たちが確認してくれた。

玄関からの出入りについては問題なさそうだ。

幸先の良いスタート。

家の中では、自走式の車椅子に実際に乗って、リビング内を移動。

リビングからキッチンに移動したり、ダイニングテーブルで食事ができるか試したり。

妻にビデオ通話で見せながら確認を行った。

リビングからキッチンへの移動も問題ないし、ダイニングでご飯を食べることもできそうだ。

最後に寝室へ移動してみる。

残念ながら寝室には入れなかった。

リクライニングできる車椅子は大き過ぎた・・・

やはりメインの生活はリビングということになるだろう。

ベッドを置くのもリビングだし。

最後に、ベッドを置く位置も、ビデオ通話しながらみんなで相談。

全ての確認が終わった。

介護用品の搬入経路なども問題なさそうだ。

この後、今日使った車椅子(退院後にレンタルする予定のもの)を病院に持って行って、退院までリハビリで実際に試すとのことである。

リハビリの人たちはとても親身になってくれて、本当に色々と助かる。

レンタル業者さんは「退院までは車椅子をご自由にお使いください」とのこと。

ありがたいです。

病院ってここまでやってくれるんですね。

 

5月14日(金)

今日は、担当の看護師さんに「お風呂に入りたい」とお願いしたら、「人が少ないから」と断られたらしい。

まあ、そんなときもあるだろう・・・

そして、今日の担当看護師さんは、かなり放置プレイらしい。

「お願いしていても体位交換してもらえないし、清拭も着替えもしてもらえない」とメッセージが入っていた。

午後三時頃になっても「まだ何もしてもらえないー」と連絡が来ていたので、相当な放置プレイだな・・・

褥瘡(床ずれ)が悪化していないか心配になるね。

ここまで放置だと、気を遣って逆にナースコールしにくいらしい。

確かに私だってそうなるよ。

担当によって全然違うんだな。

きっとお風呂も、他の人ならやってもらえたんじゃないかと思ってしまう。

疑ってはいけないんだろうけど。

あまり早く行っても洗濯物を受け取れないので、夕方になってから病院に行くことにした。

 

差入れと着替えを病棟で渡すと、看護師長から呼び止められる。

退院前のケア指導の話だ。

「産婦人科としては、コロナがでると閉鎖になってしまうので、泊まり込みのケア指導が無理となると、前の病棟(呼吸器内科)に戻ってもらって、そっちで日中のケア指導を受ける方向で調整している」とのことだった。

この人も話がかみ合わないな。

たぶんこの人の目的は、「ケア指導を行うこと」ではなく、「自分の考え?マニュアル?を押し通すこと」みたいだ。

融通の利かない人はどこにでも居るし、難しい。

クレーマーみたいに思われても困るし、入院しているのは妻だから何も言えないし・・・

コロナで閉鎖になるのは産婦人科に限らないだろう。

私が提案しているのは、「1泊2日なら可能」だから、「毎回PCR検査をして1泊2日を複数回」お願いしているわけ。

泊まり込み前に必ずPCR検査をするなら、他の入院患者と条件は同じ。

つまり「病院内にいても問題ないはず」でしょ?

その中で「”既定の時間”指導を受ければよいのでは?」ってことなんだけど・・・

全然話を聞いてもらえない(笑)

まあ、産婦人科は放置が多いし、前の病棟の方が対応が丁寧だから、その方がいいんだけれども。

リハビリの人も、言葉は濁していたが「まあ・・・病棟によって雰囲気違いますからね(笑)」と言っていた。

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