#045 退院後に直面する現実への不安

入院中
4月29日(木)

今日は「朝からうんちがめちゃくちゃ漏れてたー」とメッセージ。

「朝からシーツ変えたり、着替えたり、うんちまみれで大変だった」と・・・。

「看護師さんがいうには、溜まっていた便が全部でたくらいの量だった」とのこと。

「おかげでお腹がぺったんこ」だそうだ。

とにかく片付けが大変だったらしく、拭いただけではキレイにならないので、午後にお風呂の予約を入れてもらったらしい。

 

妻は、先週まで介護用品を使用していた。

だけど、ギャザーで足の付け根に褥瘡(床ずれ)が出来てしまったこと、最近は固い便が続いていることから、今週は通常の下着に生理用品をあてるだけにしていたらしい。

そのため被害が拡大したようだ。

今は退院に向けて、下剤の調整も行っているようで、便が固ければ摘便できるので問題ないが、下痢だと相当大変とのこと。

家でどう対処するのかも考えていかなければならない。

 

今回のトラブルをうけて、妻と退院についての話になった。

妻は、退院した後こういう状況にどう対処するのかが一番不安なようだ。

下剤の調整がうまくいけば問題ないけど、トラブルは必ずあるだろうから。

また、妻はお義母さんから「叔母さんが仕事を辞めてくれるので、我が家に召喚して介護する・・・」といった話をされているみたいだった。

なんか、また勝手に話進めようとしているらしい(笑)

でも、妻は「私のために仕事をやめてまで来てくれるのはありがたいけど、めちゃ気を遣うし、申し訳なさすぎて嫌だなー。どう断ったらいいんだろう・・・」と悩んでいるようだった。

あとは、お義母さんが他力本願なのも気になっているようで「退院後の計画をどのように立てたらよいのか」を気にしていた。

とりあえず明日は、医療ソーシャルワーカーさんと話す日なので、色々と相談してみようと思う。

 

来週からは面会が制限されるので、妻と夕飯を一緒に食べることができなくなる。

だから今日はずっと「食べたい」と言っていた丸亀製麺のうどん弁当を買って、面会に行った。

天ぷらは全部食べられて、うどんも半玉くらい食べることができた。

便が出たから食欲も出てきたかな。

 

今日も、いろいろ身の回りの世話をした。

今月の初めころはだいぶ抜け毛が増えてきていたが(以下、参考記事)

今日髪をとかした感じでは、かなり抜け毛が減っているようだった。

日に日に抜け毛が減っている。

以前の抗がん剤の影響が減ってきたのかもしれない。

また、これまで日記では触れていなかったが、かかとに5センチ大の褥瘡ができていて、内出血で真っ黒になっていたのだが・・・

今の病棟に移ってから、足首にタオルを入れるなど、かかとが付かないようなポジショニングをしてもらったおかげで、かかとの褥瘡が回復し、血の塊がとれて皮膚が見えるようになっていた。

日々良くなっている感じが嬉しい。

正直なところ、病気が発覚した当初は「どうしよう、仕事もあるし、子育てもあるし、妻の世話までするとなると大変だな・・・」なんて思っていた。

だけど、今は「世話が大変」なんて思うことは一切ない。

一緒に過ごせることは嬉しいし楽しいし、回復する姿をみられることが心の底から嬉しいと思っている。

不思議な感覚だ。

 

今日も持続皮下注の痛み止めの量が減っていた。

持続皮下注の痛み止めがなくなり、完全に飲み薬になれば、お腹に刺したままの針も抜くことができるので、また一歩退院に近づく。

早く退院の準備を進めないとね。

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