分子標的薬は、病気の原因に関わる特定の分子だけを選んで攻撃するという特徴があります。従来の抗がん剤には、がん細胞の活発な増殖を抑える作用の薬がありますが、がん細胞だけでなく、正常な細胞の増殖も抑えてしまうため、副作用がおこります。胃腸や皮膚、血液をつくる骨髄の細胞は細胞分裂が活発なので、吐き気や皮膚のしびれといった抗がん剤の副作用が出やすくなるのはこのためです。(中外製薬より(https://www.chugai-pharm.co.jp/index.html))
妻は今朝も早くから連絡をくれていた。
「夜中はちょこちょこ起きてしまっているけど、痛みも少なく眠れている」とのこと。
今朝は採血予定。
だけど「2回失敗していて、まだ終わらない」というメッセージも来ていた。
血管が非常に細いらしく、点滴やら採血やらで色々な血管を使っているため
使える血管が少なくて、ベテラン看護師さんでも苦労するらしいです。
そういえば、以前妊娠中に入院していた時も、かなり失敗されていたな・・・
少ししてから「今日は5回目でやっと採血できたわー」と連絡があった。
今日から時間があるときは野菜スープを作ろうと思う。
平日は仕事に余裕があるとき。
休みの日は、息子がおうちでいい子にできるときかな。
今日は、ウィンナーと7種類の野菜、キノコ2種類でポトフ風スープを作った。
メインは妻が食べたいもので良いと思う。
だから副菜のスープは免疫力を高めるために栄養満点でいく計画です。
妻はスープが大好きだし。
ステンレス魔法瓶のスープジャーも買ったので、熱々のスープを準備。
息子はスープを作る間いい子に待っていてくれたので、公園でたくさん遊ばせてから、病院へ向かった。
今日作ったスープは半分以上食べることができた。
「具だくさんで美味しい美味しい」と言ってもらえたので、とりあえず合格点なのかな。
食後、息子が疲れてしまったようで帰りたいモードになってしまう。
仕方ないので、いつもより早めに病院を出た。
帰りの道中、息子は眠ってしまった。
家に帰っても起きないので、そのまま布団に寝かせた。
息子は眠ってしまったが、妻から「ビデオ通話したい」とメッセージ。
せっかくなのでLINEをつなぎ、家と病院で同じテレビ番組を見ながら雑談して、入院前と同じように過ごして、今日は終了した。
今朝は洗濯物を干していると、子供部屋から息子の呼ぶ声が。
なんだなんだ?と息子の元へ急ぐと・・・
大量の鼻血が出ていた。
ひとまず止血して、リビングで休ませる。
その間に洗濯物などを片付け、血だらけの布団カバーや枕カバーなどを洗っていると・・・
次は大きな くしゃみ で、再び鼻血・・・
もともと鼻血が良く出る人だったのだが、結構な量の鼻血だったので病院に連れて行こうか悩む。
だけど、日曜日だから当番医だし、鼻血じゃ行っても意味ないかな・・・
なんて思っていたところ、また鼻血が出る。
急いで当番医へ連絡し、病院へ向かった。
先生が言うには「花粉症の悪化だろう」とのこと。
「花粉で粘膜が炎症し、鼻水でさらに粘膜が弱くなったところへ、乾燥が重なって鼻血が出たのではないか」とのことだ。
今週は「おでこの内側が痛い」と息子が言っていたので、そのことも報告すると「花粉の影響で副鼻腔が痛かったのかも」とのことだった。
とりあえずアレルギーの薬と炎症止めを出してもらって帰宅。
今日は安静にしながら家で遊ぶことにした。
夕方、鶏肉と野菜たっぷりのショウガ醤油スープを作って病院へ持って行った。
今日も、病院で出された白米と一緒に半分以上食べられた。
食後はいつものように妻のケア。
髪の毛が気になるらしいので、髪をとかした。
相変わらず大量の抜け毛。
抜け毛はあまり収まっていない感じだ。
足のむくみも酷かったが、足のむくみは少し落ち着いてきたみたい。
だけど、くるぶし が見えない位にはむくんでいる。
足のリンパマッサージをしてあげた。
そして、背中をさすってあげたり、Tシャツの背中のしわを伸ばしてあげたり・・・
ここで一つ気づいたことがっ!
左腕が前よりも上がるようになってきているのだ。
今までは左腕の肘がサイドテーブルの高さよりも挙がらなかった。
だから脇を締めた状態で左腕を動かしていたのだが・・・
今日は耳のあたりまで肘が挙がっている。
以前、先生に見せてもらったCT画像では、左腕は腫瘍による圧迫で可動域が制限されている感じだった。
これは、少し腫瘍が小さくなっているのかもしれない。
分子標的薬の効果であれば嬉しいな。
特に分子標的薬を飲み始めて、胸水抜いた後は劇的に状態が良くなっている。
きっと他の部分にも効いているということだよね。
家に帰ってからは、ビデオ通話で息子が眠るまで過ごした。
ここのところ、抗がん剤治療開始前よりもいい状態に戻ってきている感じがする。
神様、さらに良くなりますようにお願いします。
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