はじめに
がんと診断された妻が約1年半の闘病生活の末、他界しました。
妻が生きた証を残すこと、幼い息子のために「妻に何が起こったのか」記録に残すことを目的として、夫である私がつけていた日記をブログとして公開しようと思います。
また、読者の方には、がん闘病生活のリアルな部分を共有したり、闘病生活を支える家族のリアルな部分も伝えられたらとも考えています。
妻ががんと闘った記録
妻は37歳という若さで「がん」と診断されました。
この時、43歳の夫(私)と4歳半の息子、愛犬の3人と1匹での生活。
妻の病気をきっかけに、家族の生活は一変しました。
妻は自力で便や尿の排泄ができなくなってしまいます。
1週間の予定だった検査入院中に、左足が動かなくなりました。
右足も動かなくなりました。
みぞおちから下の感覚がなくなってしまいました。
さらに左腕も上がりにくくなり、顔の左側も麻痺して動かしづらい状態になってしまいます。
同時に食欲も低下、体調はどんどん悪化していきました。
一時危篤状態となりましたが、奇跡的に適応する治療薬が見つかり回復。
3か月の入院生活を経て、自宅に帰ることができました。
自宅に帰ってからも、治療と介護の日々。
家族で残された大切な時間を過ごしました。
がんと診断されてから妻が亡くなるまで約1年半。
妻に痛みのない日はありませんでした。
医療麻薬を使っても、常に原因不明の痛みがある状態です。
妻一人でできることは極端に少なくなってしまいました。
身体もいうことをきかない。
それでも、泣き言は言いませんでした。
取り乱すこともありませんでした。
最後まで頑張って治療に挑み、がんと闘いました。
1日でも長く家に居たい。
息子の声を聞いていたい。
息子と触れ合っていたい。
妻は一生懸命に頑張りました。
この妻の頑張りを息子のためにしっかりと残してあげたいと思っています。
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