#115 2クール目の日程決定

退院後後期
7月3日(日)

今日も発熱です。

39.0度あります。

いつものようにカロナールを飲んでもらい、氷枕や保冷剤で身体を冷やす。

 

朝食はオレンジジュースのみ。

だけど、相当ダルいらしく「サッパリしたい」と言って2本飲んだ。

 

お昼は鳥の唐揚げを作った。

妻は2個食べることができた。

 

食後は、これまで大量にストックした牛乳パックやアイスの棒、ピルクルの容器などの廃材で、息子と一緒に工作遊び。

日中は、妻がだるいので、妻の近くで見守りながら、ずっと遊んだ。

 

今日の夜は、「ペーパーハウスInコリア」を見た。

 

ドラマを見た後、明日の通院について妻と話した。

妻は、抗がん剤治療をするかで悩んでいました。

「やりたい気持ちはある」

だけど、抗がん剤治療前の状態まで体調が戻っていないから、このまま続けたら「どんどん苦しくなるだけなんじゃないか」と不安なようです。

やはり、一番のネックは、食欲不振も、倦怠感も完全に治っていないということです。

 

なんて声をかけてあげたらよいのか・・・

気の利いたことを言ってあげることができない。

とりあえず「決断するのも苦しいかもしれないけど、無理してやる必要ないし、やりたいようにやっていいからね」と言うことしかできなかった。

 

7月3日(月)

今朝も熱があった。

今日は38.5度。

朝食は今日もオレンジジュースのみです。

 

午前中は訪問看護師さんが来て、2クール目の抗がん剤治療について話をしました。

訪問看護師さんは「あまり勧められない」とのこと。

 

先生から2クール目の抗がん剤治療について話しをされてから、もう2週間経ちます。

だけど、まだ結論はでていません。

 

この2週間で、妻が「やってみようかな」という気持ちになっている点では、変化はあったけど・・・

決め手がない。

副作用は収まらないし、2回目の抗がん剤治療で副作用がでない保証はないから・・・

 

今日は通院予定なので、お昼を食べてから病院へ向かった。

先生にも抗がん剤治療については「まだ悩んでいる」旨を伝えた。

 

一番のネックは生活の質が下がること。

前回から1ヵ月経って、生活の質が悪化したまま戻っていないこと。

 

すると先生から提案が。

「前回は抗がん剤を2つと免疫チェックポイント阻害薬を点滴したが、このうち、副作用が強いと考えられる抗がん剤を止めて、抗がん剤一つでやる方法でどうですか?」とのことだ。

「これなら副作用も少ないことが期待できるし、奥さんの『チャレンジしたい』という気持ちにも応えられると思います」とのこと。

 

妻は先生の提案で安心できたらしく。

提案してくれた方法で抗がん剤治療することを決めた。

 

予定としては、明後日の水曜日から入院。

水曜日、木曜日の二日間で輸血を行い、金曜日は3回目の輸血のための予備日。

そして、土曜日に抗がん剤を点滴して、順調にいけば月曜日に退院となります。

 

入院したくないという妻の気持ちにも配慮してくれて、最短のスケジュールで組んでくれました。

診察が終わった後は、入院の手続きをして帰宅した。

 

夜は、はま寿司でお寿司を買って食べた。

妻は4貫だけ食べることができました。

あとは食後のデザートにコーヒーゼリーを3口くらい。

夕食後はダルさが出てきたようで、ずっと横になって休んでいました。

 

妻はずっと寝ているのか、目を閉じているだけなのか・・・よく分からない感じ。

今日は少し苦しそうなので、声をかけずにそっとしておいた。

 

息子が寝付いた後も、苦しそうだった。

息子も寝てるし苦しそうなので、テレビのボリュームを下げてあげた。

 

すると寝室からお義母さんの電話の声が聞こえる・・・

声が大きいので、いつも電話の声が聞こえているのだが、今日はこれまでにないくらいハイテンションで大きな声だった。

リビングまで会話が丸聞こえ。

 

妻の入院中に実家に帰り、どこかに出かける話をしている。

楽しみなのは分かるけど、あなたの娘はダルくて横になっていて、入院の不安でいっぱいなんですよ。

さっきまで自分の娘の状況を見ていたでしょう。

その会話、今しなきゃいけない話じゃないでしょう。

もう少し小さな声で話ができないかな・・・

 

妻にはちょっと耳障りかもしれないけど、テレビのボリュームを大きくした。

なんかもうイライラするし、なんかすごく悔しかった・・・

 

話は変わりますが、私は父子家庭で育って、父親はほぼ水商売みたいな仕事でした。

子供のころから家に人なんかいないし、夜中の3時4時まで遊んで帰っても何も言われない。誰も家に居ないから・・・

だけど普通の家庭って、こんなだろうな、母親ってこんな感じなのかな・・・というイメージは持っていた。

妻の母親を見ていて、私が持っていた普通の母親像とかけ離れ過ぎていて・・・

なんだろう、なんか凄く悔しかったんですよね。。。

 

それでいて自分の都合で母親感を出してくるし・・・

私の理想が高過ぎなのかもしれません。

現実ってこんな感じなのかな。

 

夜10時位になると、妻のダルさが落ち着いたみたいで少し元気が出てきたとのこと。

キンキンに冷えたオロナミンCを飲んで「ペーパーハウスinコリア」を見た。

 

見ながら抗がん剤治療の話をしていたが、かなり不安は残っているようだった。

先生に「副作用はでにくい」と言われたものの、どれくらい副作用がでるのかが分からないから。

とりあえず「不安かもしれないけど、毎日面会に行くから頑張ろうね」と励ました。

 

ちなみに、今回の入院から、面会が可能になった。

予約制で2時から4時の間で15分間だけ。

感染症対策として、予約制にして面会者がかぶらないように調整しているみたいです。

残念ながら子供はNGとのことだ。

息子の面会はガマンしてもらうしかないですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました