#151 四十九日が終わって(その1)

雑記

妻のお骨について

一般的には四十九日の法要でお墓に納骨するのでしょうけれども、これまでも書いてきた通り、妻の希望もあり納骨はしませんでした。

そこで今後の管理についても考えなければいけません。

骨壺は大きく場所をとるし、まだまだ先の話ですが、特に息子の代になったときのことも考えないと。

 

妻の希望は、私なら受け入れられますが、息子にまで押し付けるわけにもいかないし、私のお骨もどうすべきなのか・・・

私の実家のお墓は、かなり遠方だし、父も私もあまり実家と付き合いをしているわけではないので、そちらに入るわけにもいかないと思っています。

 

息子の気持ち次第ですが、私が死んだら、妻のお骨と一緒に散骨でもしてもらおうと考えました。

散骨については調べたところ、粉骨してあれば大丈夫とのことです。

よって、妻のお骨を粉骨してもらうことにしました。

粉骨すると、骨壺も小さくできそうです。

 

そして、粉骨について調べていたところ、偶然にも徒歩5分のところに粉骨業者さんが見つかりました。

しかも私の知人が付き合いがあるそうで、紹介してもらえることに。

まずは粉骨業者さんを訪問し、相談しました。

 

粉骨の流れをご説明いただき、粉骨後どのような状態になるのか、どれくらいの骨壺が必要になるのか・・・などなど。

 

ちなみに粉骨の流れは以下のようになるそうです。

  1. お骨の水分計測して、必要に応じて乾燥
  2. 異物の除去
  3. 六価クロムの無害化
  4. 粉骨
  5. 殺菌消毒
  6. 真空パック

料金は、何か追加の工程が発生しない限り、18,000円とのことです。

色々な工程があるのに、思った以上に安くてびっくりしました。

お骨のことなので、お金の問題ではないのですが・・・

 

とても丁寧に説明いただいて安心できたし、知人の紹介ということもあり、こちらでお願いすることにしました。

 

殺菌消毒して、真空パックするので理屈の上ではカビは生えないとのことです。

また、お骨には六価クロムという高度な発がん性物質が付着しているそうです。

火葬台などに使用されるステンレスなどが高温で反応して発生するのだとか。

妻のお骨は六価クロムが多いらしく、2回ほど除去作業を行ったとのことでした。

これで散骨したとしても、自然環境などへの影響はないそうです。

 

粉骨前に、息子とお骨を素手で触ってしまったので、かなりドキドキしてしまいました。

お骨は素手で触ってはいけないのですね。

 

粉骨後は、真空パックしてもらいましたが、妻と一緒にお出かけなどができるようにミニ骨壺を買ったので、一部をそちらに入れてもらいました。

 

旅行

妻が病気になってから旅行できていません。

最後の旅行から、もう約2年経ちます。

本来は喪中なので旅行とかするのは良くないのかもしれません。

だけど、妻を粉骨して、ミニ骨壺で一緒にお出かけできるようになったため、妻と最後に宿泊したところに、みんなで泊まりに行きました。

息子は大興奮で楽しんでいました。

妻も楽しんでくれたかな?

息子が楽しむ姿を見ることができたかな?

また、色々とお出かけしようね。

 

妻の食事

四十九日までは、毎日三食妻の食事を用意していました。(以下、参考記事)

 

でも、四十九日が終わっても、妻の食事を作るのが止められません・・・

なんとなく妻の食事を用意しないことに罪悪感を感じるのです。

結局、妻のお骨を粉骨するまで、妻の食事の準備は続きました。

 

踏ん切りがついたのは、粉骨して骨壺が変わったからかもしれません。

見た目が変わったから、そういう気持ちになれたのかな。

だけど、全部を無しにするのは可哀そうになってしまい。(多分、妻はそんなこと思ってないんだけど・・・)

 

毎食、小皿におかずを一口ずつ入れて、妻の分を用意しています。

朝のコーヒーも、毎朝淹れ続けて現在に至る。

でも、一食丸々用意することはなくなったので一歩前進かな。

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