#001 妻ががんと闘った記録

入院前

はじめに

がんと診断された妻が約1年半の闘病生活の末、他界しました。

妻が生きた証を残すこと、幼い息子のために「妻に何が起こったのか」記録に残すことを目的として、夫である私がつけていた日記をブログとして公開しようと思います。

このブログは、息子や私が妻との残された貴重な時間を忘れたくないと思いがあり残していきたいということが一番の目的です。

しかし、実際に闘病されている方、闘病生活をサポートしている方に、少しでも参考になることがあればと思い無料公開しています。

当ブログは、嘘は一切書いておりません。(私の聞き間違いなどはあるかもしれませんが)

当初は、完全に無料公開としておりましたが、ブログを読んでいただいた読者の方から、ネガティブになるようなメッセージを頂くこともあります。

そういった経緯もあり、闘病生活をサポートする中で私が精神的にやられて愚痴ったり、介護の生々しい状況をお伝えする部分もあるため、完全無料公開による冷やかしのメッセージなどを避けたいため、一部は有料記事とすることにしました。

申し訳ありません。

ひとまずは無料公開部分だけでも読んでいただければと思います。

 

妻ががんと闘った記録

妻は37歳という若さで「がん」と診断されました。

この時、43歳の夫(私)と4歳半の息子、愛犬の3人と1匹での生活。

妻の病気をきっかけに、家族の生活は一変しました。

妻は自力で便や尿の排泄ができなくなってしまいます。

1週間の予定だった検査入院中に、左足が動かなくなりました。

右足も動かなくなりました。

みぞおちから下の感覚がなくなってしまいました。

さらに左腕も上がりにくくなり、顔の左側も麻痺して動かしづらい状態になってしまいます。

同時に食欲も低下、体調はどんどん悪化していきました。

一時危篤状態となりましたが、奇跡的に適応する治療薬が見つかり回復。

3か月の入院生活を経て、自宅に帰ることができました。

自宅に帰ってからも、治療と介護の日々。

家族で残された大切な時間を過ごしました。

がんと診断されてから妻が亡くなるまで約1年半。

妻に痛みのない日はありませんでした。

医療麻薬を使っても、常に原因不明の痛みがある状態です。

妻一人でできることは極端に少なくなってしまいました。

身体もいうことをきかない。

それでも、泣き言は言いませんでした。

取り乱すこともありませんでした。

最後まで頑張って治療に挑み、がんと闘いました。

1日でも長く家に居たい。

息子の声を聞いていたい。

息子と触れ合っていたい。

妻は一生懸命に頑張りました。

この妻の頑張りを息子のためにしっかりと残してあげたいと思っています。

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